週刊誌・漫画雑誌・マニュアル・会報・パンフレットなどに用いられる製本加工です。本を開いた状態で用紙を重ね、中央部分に沿って針金で止める加工です。あまりページ数の多いものには向いていない製本加工です。
印刷された用紙を揃えてから綴じ側から約5mmを綴じ代として2~3ヶ所を針金(ホチキス)で綴じる加工です。表紙の針金が見えないようにテープを巻く加工もあります。
印刷された用紙の背を、糊がしっかり付くように背を1~3mmほど削り、浅く切り込みを入れ(ミーリング作業)、そこに糊を塗布して表紙を貼り付ける加工です。無線綴じの場合、背を少し削ったり糊でためたりしますので、平綴じ同様に、デザインを行う際(見開きの絵や写真)に注意が必要です。
印刷された用紙の中身をしっかりと糸でとじて、別に仕立てた厚めの表紙でくるむ加工です。表紙を上質の布・上質な用紙を使用したり、本の題名に金箔押しを施すなど重厚な雰囲気のものが好まれます。長く後世に残しておきたい、本に思い入れがある場合などはこの加工を行います。